日本語タイトル | 企業情報 |
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英語タイトル | company-information |
サイトのURL | http://www.starbucks.com/about-us/company-information |
To say Starbucks purchases and roasts high-quality whole bean coffees is very true. That’s the essence of what we do – but it hardly tells the whole story.
日本語訳
スターバックスは必ず高品質なコーヒー豆を購入し炒るという言葉は核心をついている。これが私達がやっていることの本質なのだ。しかし、これだけでは物語全体を語ったとは言えないのである。
単語・熟語
roast:〜を炒る
構文
high-quality whole bean coffeesのwholeの訳に関しては「どのコーヒ豆も全て高品質だ」ということが伝わればよいでしょう。
That、itはともに、Starbucks purchases and roasts high-quality whole bean coffeesを指しています。it, this, thatについては「it, this, thatの意味と違いを例文とともに解説」で解説しました。
Every day, we go to work hoping to do two things: share great coffee with our friends and help make the world a little better. It was true when the first Starbucks opened in 1971, and it’s just as true today.
日本語訳
私達は毎日、二つのことをしたいと思いながら出勤している。その二つのこととは、素晴らしいコーヒーを友人達と共有することと世界をちょっと良くするのに役立つことだ。1971年に最初のスターバックスがオープンした時もこれは本当だったし、今日でも同様だ。
構文
we go to work hoping to do two thingsの文型はわかりましたか? これはSVCです。SVCは「SはCの状態でVする」と訳すことができます。Cはhoping to do two thingsですから、この箇所の訳は「私達は二つのことをすることを望んでいる状態で出勤する」となります。ちなみにhopingは現在分詞です。現在分詞は形容詞ですから当然Cになることもあります。以下の例文もCが現在分詞となっています。
ex)The audience came out of the lecture hall looking inspired.
聴衆は感激した表情でその講演会場から出てきた。
(英文法・語法問題ADVANCE999より引用)
Cであるlooking inspiredが「感激したように見える、感激した顔つき[様子]をした」と訳されるので「聴衆は感激したように見える状態でその講演会場から出てきた」と直訳できます。こういった補語のことを準補語や付け足し補語」と言ったりしますが、わざわざこんな言葉を覚える必要はなく、「SがCの状態でVする」という基本事項だけを押さえておけば問題ありません。「【英文冒頭解説】木から降りたことで、ついに人類は満足のいく夜の睡眠を獲得した」の一文目でもSVCについて解説してありますので時間がありましたらご覧ください。
最後のand it’s just as true todayの意味はつかめたでしょうか? 何となく「今日もこれは本当だ」と言っていることがわかれば試験などでは十分だと思いますが、ここではなぜその訳になるのかを丁寧に解説していきます。
まずasは副詞です。副詞のasと言われてピンとこないかもしれませんが、実は何度も目にしています。副詞のasは比較で使われるas+原級+asのうち、原級の前のasなのです。副詞が形容詞を修飾する時enough以外の副詞はその形容詞の前に置かれます。ですから原級の前のasは副詞なのです。
勘のよい方はここまでの説明でわかるかもしれませんが、ここでは省略が起きています。ここで省略されているのはas+原級+asのうちの原級の後のas以下なのです。省略についての詳しい説明は「驚きの省略を含む早稲田の英文を英文解釈してみましょう。」を見てください。
ここで省略が起きているのはわざわざ書かなくてもわかるからです。「これは昔も本当だったし、今日でも(昔と)同様だ」となっていることが何となくわかると思います。
さて省略されているのはわかりましたが、もっと正確に省略されている部分を復元したいと思いませんか? 時間の限られている試験ではそこまで厳密にやる必要はありませんが、ここの省略されている部分を復元する作業は比較の成り立ちを理解する上で大切なことですので細かく解説していきます。
原級の前のasは副詞ということでしたが、原級の後のasの品詞は何でしょうか? こちらのasは接続詞です。よってこの原級の後のas以下には完全文が続くのです。
ex)Tom is as tall as Bob.
この文を見ると、asの後ろはBobという固有名詞しかありませんが、ここには繰り返しを避けるために(書かなくてもわかるから、と考えても良いでしょう)省略されています。
ex)Tom is as tall as Bob is tall.
省略されている部分を補えばこのようになります。私達が中学の頃に教わった比較の文というのは省略が起きた後の文だったのです。ちなみにisは残しておいても良いですが、tallは消さないと文法的に間違いになりますので注意してください。
さて今回の文も同じように考えてみますと、
it’s just as true today as it was true when the first Starbucks opened in 1971
となります。そしてas+原級+asの原級の部分で使われている形容詞と繰り返しになっているところを消してあげてください。以下が省略される前の文です。
it’s just as true today as when the first Starbucks opened in 1971
省略がわかるようになると読める英文がグッと増えます。試験などではない限り、省略に気づいたら何が省略されているのかをゆっくり考えてみてください。こうしていくことで省略があってもスラスラと読解できるようになります。頑張ってください。
写真はリンク先から引用。
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