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【英文冒頭解説】日本の港で、ダイオウイカが珍しくその姿を見せる

投稿日:2015年12月31日(木)
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日本語タイトル 日本の港で、ダイオウイカが珍しくその姿を見せる。
英語タイトル Giant squid makes rare appearance in Japanese port
日付 Dec 31, 2015
サイトのURL http://www.japantoday.com/category/national/view/giant-squid-makes-rare-appearance-in-japanese-port

TOKYO —A giant squid that wandered into a Japanese port has been guided back out to sea almost a week after it was spotted, giving enthusiasts and experts a rare glimpse of the mysterious creature.

日本語訳

ダイオウイカが発見されたほぼ一週間後に、日本の港にふらりと迷い込んだダイオウイカは誘導されて外洋に戻っていった。これはファンや専門家にとっては謎めいた生物を見ることができる滅多にない機会となった。

単語・熟語

wander:歩き回る、ぶらつく、さまよう/ふらっと行く、はぐれる
out to sea:外洋に
期間+after+完全文:(完全文)した(期間)後に
spot:〜を発見する
glimpse:ちらりと見えること、一見

構文

A giant squid (that wandered into a Japanese port) has been guided back out to sea

givingの前はこのようになっています。()が形容詞節、<>が副詞節となっています。

giving以下は間接目的語(enthusiasts and experts)+直接目的語(a rare glimpse of the mysterious creature)となっています。givingの意味上の主語は主節の主語と同じA giant squidです。

構文は把握できたけれど、giving以下の訳し方がわからなかった方はいらっしゃるのではないでしょうか? ここは難しいですね。直訳でも意味が通るのなら構いませんが、やはり意味がわからないのであれば文脈を反映させてあげて意訳する必要があると思います。

今回私は意訳しました。ただ意訳といっても文法や構文を無視して訳しているわけではありません。glimpseは「見る」という動作が名詞化され「見ること」という意味ですが、このようにある動作が名詞になった場合にはある決まった訳し方があるのです。

こういった名詞は一度動作に戻してあげてください。それと一緒に修飾している形容詞は副詞のように訳してください。

またof the mysterious creatureは、「見る」という動作の目的語だと考えましょう。ofをどう解釈するのかということも慣れるまで難しい問題ですが、これはその都度ofの解釈の仕方を覚えていくしかないです。

機会という言葉は原文中にはありませんが、私が付け加えました。正直なところ、受験などで言葉を新たに付け加えてしまうほど意訳してよいのか怪しいですが、こちらの方がわかりやすいのでこのようにしておきます。

The massive invertebrate, four meters in length, was discovered by fishermen on December 24 at a port in the city of Toyama on Japan’s northwestern coast.

日本語訳

12月24日、全長4メートルのこの大きな無脊椎動物は、日本の北西の沿岸地帯、富山市の港で漁師によって発見された。

単語・熟語

invertebrate:無脊椎動物

It was later guided by a diver into deeper seas.

日本語訳

後ほどダイオウイカは、ダイバーによって深海へ誘導されていった。

単語・熟語

laterについてチェックしておきましょう。以下はウィズダム英和辞典からの引用です。

(1)数詞を伴ったlaterは過去または未来を基準にして「その時から…後」の意味で用い、現在を基準にして用いない。

ex)I’ll see you in three days [three days from now]. 3日後に会いましょう。
(現在を基準にしているのでthree days laterは使えない)

ex)I met him three days later on the sixth of May. 彼には3日後の5月6日に会った。
(過去の時点が基準)

(2)数詞を伴わなければ現在を基準にした意味で用いることができる。

ex)I’ll see you later. 後でお会いしましょう。

今回は(2)のケースですね。ウィズダム英和辞典にはこういった語法の解説が充実しています。他にも似たような表現の比較なども書いてあるのでとても気に入っています。

写真はリンク先から引用。

PDF版はこちらです。

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